金属製管楽器は、管体が柔らかい銅合金(真鍮、洋白)でできていて、硬いものにぶつける等すると、へこんだり、変形したりします。
音や吹奏感に影響を感じない部分に生じた凹みは、そのままにしておいても差し支えありませんが、マウスパイプ、細い管の凹みは吹奏感、音程、コントロール性に大きな影響を及ぼします。

へこみ修理

◇これまでの事例◇

抜差し管の凹み修理

金管楽器の抜き差し管は、ツバ捨て、グリースアップ時に外す機会が多くあります。
その際に、落下させたり、ぶつけたり・・・よくあります。
抜差しできない状態、本体に取付できない状態・・・要修理です。
先端のR部分の凹みは見た目だけでなく、音程にも若干の影響を与えてしまいます。
今回の事例はR部分の凹みの修理です。凹み修理の中でも比較的難易度が低いですが、修理の出来上がりが目立つ部分ですので、作業は緊張度高いです・・・

チューバの分解修理

大きな楽器なので、移動の時にぶつけがちです。特に学校の中での移動は、ケースに入れずに運ぶことが多いので、壁や机などにぶつけやすいです。ケースに入れての移動がお勧めです。

3番抜差し管の修理

落下により、つぶれ・変形した抜差し管を形状修復いたしました。