◇これまでの事例◇
アップベルトランペット！
トランペットのアップベルのご依頼をいただきました。
アップベルのスタイルには、ベル胴部を一直線のままアップするものと、ベル胴部中ほど（バルブケーシング辺り）からアップするものに分けられますが、今回はベル胴部を一直線のままアップするスタイルのご要望でした。
ベルのR部を曲げて、アップスタイルにしていきます。急激に曲げると、亀裂の発生につながってしまいます。
支柱はご要望に応じて、作成いたします。今回は黄銅版を加工しました。そのほか、棒状の支柱も作成できますので、ご注文の際にご提案ください。
母体となる楽器は、お持ち込みいただいても、当店で用意することもできます。
その際に抜差管調整、バルブアクション調整等の修理も承ります。メッキ処理もご相談ください。
ベルを徐々に起こします 
支柱を作成しました 
支柱取り付けしました
バストロンボーンの支柱追加
楽器ご購入にあたり、改造のお申しつけをいただきました。
バストロンボーンの抜き差し菅に支柱を追加し、銀メッキを施す内容です。
吹奏感、鳴りの変化を期待できると同時に、見た目のアクセントにもなり、オリジナリティのある外観になりました。
材料の切り出しです。写真は支柱の根元になるパイプの作成です。管にあたる部分をＲ状に削ります。 
こちらは先ほどのパイプが管に接合する部分です。真鍮の板から切り出します。 
切り出した板を抜差菅のＲに合わせます。
バストロンボーンの支柱追加（2）
ロウ付けします。 
洗浄、磨きと進めていきます。部品らしくなってきました。 
バストロンボーンの支柱追加（3）
抜差し菅に取付し、メッキ工場へ依頼をします。
もとはラッカー仕上げなので、ラッカーを剥離し、下地を磨き、メッキが確実に乗るようにします。
抜差し菅に取付しました。さらに磨きます 
メッキが仕上がってきました。日本のメッキ技術は世界一ですね。 
楽器に取付しました。ラッカー仕様の楽器に銀メッキがアクセントになっています！
トランペットの3番抜差し管の軽量化
二重になっている部分を極力減らし、ウォーターキィも取り除きました。意外と効果ありますよ！
軽量化 ウォーターキィ除去
トランペット用３番抜差し管の軽量化、ウォーターキィの除去
ウォーターキィのあった場所をふさぎます 
表面をきれいに仕上げると塞いだ跡はほとんどわからなくなります。